最近あちらこちらでよく見かけるようになったタイ料理のお店。あの辛すっぱい独特の味付けが癖になり、はまってしまっている人も多いのではないでしょうか?
昔タイ旅行に行った時、2人ほどパクチーや各種香辛料の味が苦手なメンバーがおり、毎食辛そうで最終的にはマックを食べて美味しい〜と言っていたことを覚えています。逆にほかのメンバーは香辛料も香菜も大好き。
実はパクチーの臭いは、単純に好き嫌いの感覚的なものではなく、なんと遺伝子によるものだと最近わかったそうです。嫌いな人は、パクチーに含まれる成分を《石鹸》の香りと脳が判断してしまうのだとか。
参考:Why Does Cilantro Taste Like Soap?(SciShow ※英語のサイエンス動画)
糖質制限中のタイ料理
そんなこんなで好き嫌いはぱっくりと分かれるのがタイ料理ですが、糖質を控えている方には、その糖質量やダイエット的にどうなのか?気になりますよね!
そういえばタイの方ってスリムな人が多いような気がしますがどうなのでしょうか。タイ料理は糖質制限ダイエットに効果的なのでしょうか?
タイ料理には砂糖がぎっしり?!
タイ料理のあの「辛すっぱい」バランスを保っている調味料はなんと砂糖。実はタイはブラジルに次いで砂糖の輸出が世界第2位という砂糖生産大国なのです。また、パームシュガーと言ったヤシから作る砂糖を各家庭で作ったり、テーブルにも味付け用のテーブルシュガーが置かれていたりするなど、アジアでもトップクラスの砂糖好き。なんだか意外な感じがしますよね。
なぜそんなに砂糖好きなのかというと、タイは東南アジアでは少ない小乗仏教国で、イスラム教やヒンズー教とは違い食べ物に制限がありません。何でも食べることができるタイの食材に合わせて味付けも辛い・甘い・すっぱいといったはっきりしたものを好まれるようになったと考えられます。だからタイ料理を食べる際は砂糖の摂りすぎに注意が必要なのです。
同じカレーを食べるならタイカレー
糖質制限中にカレーを食べたくなったらタイカレーがおススメ。「タイ料理って砂糖が多いんじゃないの?」とか「カレーは小麦粉とご飯で糖質の宝庫」とか思ってしまいそうですが、こちらは意外と低糖質。まず、タイカレーペーストには小麦粉が使われていません。そして砂糖も入っていないものが多いので、糖質制限中の方でも安心して使うことができます。また、タイカレーといえばココナッツミルク。100g中の糖質量は5gととても低いので、安心して使うことができます。
しかもタイ米は日本のお米に比べて「レジスタントスターチ」という消化・吸収されにくい炭水化物で出来ているので、比較的糖質の摂取を抑えることができます。とはいえタイ米も米であることには違いないので、タイカレーを食べる際は具材を多めに、お米を少なめにして食べることをおススメします。
糖質制限中におススメタイ料理は「ソムタム」
ソムタムというのはタイ料理の青パパイヤのサラダのこと。この青パパイヤ、実によく出来た食材で、3大栄養素である「タンパク質」「脂質」そして「糖質」を分解する酵素をそれぞれ持っているのです。そして1つの食材でこの3つを一度に分解できる食材は青パパイヤだけ。ダイエットにはとてもうれしい食材なのです。
気になる糖質ですが、一緒に入れる野菜や調味料の量にもよりますが、一食分では大体6gほど。これくらいなら気にせずに食べることができますね。どうしても砂糖が気になる方は控えめにして食べるようにすればOKです。
タイ料理で一番気をつけるべきは砂糖の摂りすぎ。しかし自分で作るなら調整も聞きますし、タイカレーやソムタムなどは低糖質ダイエットにはもってこいのお料理。その辺を考慮しながら美味しくお腹いっぱいタイ料理を楽しんでくださいね。
↓ 次はここをチェック! ↓