糖質制限を始めたら、下痢や便秘になってしまったという話を聞いたことはありませんか?
もちろん、糖質制限を始めたすべての人が、そのような状態になるとは限りません。しかし中には、お腹の調子が悪くなってしまったという人もいるようです。
どうしてそのような状態になるのでしょうか?また、どのようにすれば防止することができるのでしょうか?

糖質制限ダイエットでなぜ下痢に?

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糖質制限を始めた人が、下痢や便秘になってしまう理由は、主に腸内細菌のバランスが崩れることが原因だと言われています。
ご飯やパンなど、炭水化物を多く含む食品の摂取量を減らすと、その分、肉や魚などのタンパク質や脂質を多く含むものや、野菜などを多く食べることになります。
腸内細菌のバランスは、その人の食生活によって、それに適した状態になるよう調整されていると言われています。ご飯やパンなどを主食として食べていた食生活から、肉や魚、野菜などが中心の食生活に変わると、それまで「炭水化物をたくさん食べる」ことに合わせて調整されていたバランスが崩れてしまい、そのためにお腹の調子が悪くなることがあると言われています。

いずれ糖質制限中の食生活にあわせて、腸内細菌のバランスが調整されるため、このような状態は一時的なものであることが多いと言われています。
期間には個人差があり、一か月ほどでお腹の調子が治ったという人もいれば、三か月ほどかかったという人もいるようです。

食物繊維で対処を

糖質制限を始めて、便秘や下痢などになってしまったという場合は、腸内環境を整える効果があると言われる食物繊維を摂るようにするといいとされています。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二種類がありますが、そのどちらにも整腸作用があると言われています。
また、腸内環境を整えるはたらきのあるヨーグルトなどの乳製品を、日常的に摂取するのもいいようです。
ちなみにヨーグルトを食べる場合は、無糖のものを選ぶようにしましょう。

徐々に炭水化物を減らすダイエットを

また、一気に炭水化物の量を減らさず、一食だけ主食を抜くなどの緩い制限から始めて、体を徐々に糖質制限に慣らすことも、このような不調を防ぐことに効果があるようです。

ダイエットのために食事量を制限しすぎると、便秘になりやすいとも言われています。これは糖質制限をしている、していないに関わらず、ダイエットをしている人全般に言えることでしょう。
摂取カロリーにも注意する必要があるとはいえ、食事量を極端に減らすことは、あまりおすすめできません。食物繊維を多く含み、低カロリーのものが多い野菜などを多く摂るようにすると、食事量が少ないために起こる便秘に効果があるようです。また、水分補給を多めにすることも、便秘解消につながると言われています。

無理にダイエットをせず体と相談を

なお、あまりに症状がひどい場合には、お医者さんなどに相談した方がいいでしょう。
糖質制限とは関係のない理由で、便秘や下痢などの不調が起こっている可能性も否定できません。また人によっては、糖質制限が非常に体質に合わないという場合もあるようです。
糖質制限に伴う下痢や便秘は、一時的なものである場合も多いようです。しかし、時間が経てば治るものだからと決めつけて、辛い症状を我慢しすぎてしまうと、万が一重篤な病気のサインだった場合には、それを見落とすことにもなりかねません。

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