糖質制限とニキビの関係

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糖質の摂取量を制限して身体を細くする糖質制限ダイエットが人気を得ています。そしてこのダイエットを行っている人の中には身体が細くなっただけではなく、体調がよくなったり美容が促進されたと感じる人もいます。

その中の一つがニキビへの影響です。

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以前、ニキビは甘いものを食べるとできてしまうと言われていました。そのため糖質制限ダイエットを行ったためにニキビが治ったという人がいるのも不思議ではありません。

しかし、逆にこのダイエットを行ってからニキビができるようになったという人もいます。

ではこのような状況はなぜ生じるのでしょうか?この点を考えるにあたり、まずはニキビができてしまう原因について考えてみましょう。その後、糖質制限ダイエットがニキビに与える影響について述べたいと思います。

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一般的なニキビの原因

ニキビができてしまう原因はいくつか存在しますが、その始まりは毛穴に皮脂が詰まることです。その主な原因は下記のとおりです。

1.ホルモンバランスの乱れ

そもそも皮脂が過剰分泌されるようになれば、それが毛穴に詰まりやすくなってしまいます。そのため何らかの理由で皮脂が過剰分泌されるようになれば、ニキビができやすくなってしまうのです。よく思春期になるとニキビができることがありますが、これはホルモンの乱れによって一時的に皮脂が過剰分泌されることによるものです。とりわけ男性ホルモンには皮脂分泌を促す作用が合います。そのためこのホルモンが多く分泌される思春期には、ニキビができやすくなるのです。そして思春期以降も様々な理由によってホルモンバランスが乱れることがあります。

ストレス

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思春期以降にできてしまうニキビの原因の多くはストレスによって生じるものです。ストレスを強く感じると自律神経が作用します。そして緊張状態をつかさどる交感神経が副交感神経よりも優位な状態になります。実は交感神経は男性ホルモンの分泌を促進する作用を有しているために、強いストレスを長い間感じていると男性ホルモンの分泌量が増え続けることになります。その結果、皮脂の過剰分泌が生じてしまい、それが毛穴に詰まりやすくなってニキビとなってしまうのです。多くの場合、治りにくいニキビの原因はストレスです。

睡眠不足

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睡眠不足も男性ホルモンの分泌を促します。その仕組みはストレスの場合と同様で、睡眠不足は体に緊張状態を保たせるために副交感神経よりも交感神経が優位になり、男性ホルモンの分泌が促されてしまうのです。

黄体ホルモン

男性と女性は体の造りが異なりますが、女性の場合は体内で黄体ホルモンが分泌されます。このホルモンも構造が男性ホルモンと似ているために、黄体ホルモンが分泌されるときにはニキビができやすくなってしまいます。そのため女性のニキビの場合はこのホルモンの影響を受けていることもあるのです。

2.食生活

皮脂の過剰分泌は食べ物によっても引き起こされます。ではどのようなものが影響するのか、その点を見ていくことにしましょう。

動物性脂肪の取り過ぎ

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当然のことながらたくさんの脂質を摂取すれば、それだけ皮脂の分泌量も増えてしまいます。とりわけ動物性脂肪の場合は皮脂腺を刺激する作用を有しているために、皮脂の過剰分泌を生じさせます。

脂質については『痩せるための「脂質」の取り方。良質な油、悪い油とは?』という記事で説明しています。食生活を見直したいという場合は確認をしてみてください。

糖質の摂り過ぎ

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冒頭でも述べたように、甘いものがニキビの発生に関わることがあります。なぜなら動物性脂肪同様、糖質にも皮脂腺を刺激する作用があるからです。そのため糖質の過剰摂取もニキビの原因となるのです。

ビタミン不足

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ビタミンの中には皮脂の過剰分泌をストップさせる作用を有しているものがあります。とりわけビタミンB2とB6には皮脂分泌をコントロールする働きがあるために、これらが不足するとニキビができやすくなってしまいます。

3.角質の異常

角質、つまり肌に何らかの異常が起こり、それが厚くなってしまうことがあります。このような状況を過角化と言います。過角化が生じると毛穴が詰まりやすくなってしまい、その結果ニキビができやすくなってしまうのです。では過角化の原因について見ていくことにしましょう。

刺激

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肌に刺激が加わると過角化が生じやすくなります。そのため剃刀を使って顔の産毛を頻繁に剃ったり、顔を頻繁に触る癖がある人は注意が必要です。

洗顔

洗顔は肌の状態を良好に保つことに貢献します。しかし方法を間違えると逆効果を生じさせます。たとえばクレンジング剤で頻繁に顔を洗うと皮脂が洗い流されてしまいます。実は皮脂には肌を外部の刺激や紫外線から保護し、尚且つ肌の水分を逃がさないようにするという大切な役割があるのです。そのため適度な量の皮脂を肌に残しておくことは非常に重要なのです。そしてこの皮脂を肌から取り除いてしまうと、脳は皮脂の分泌量が少ないと判断します。そして皮脂をさらに分泌するよう命令を出し、結果的に皮脂の過剰分泌を生じさせてしまうのです。
さらに外部の刺激から肌を守ろうという働きが加速し、角質が厚くなります。このような悪循環により皮脂が毛穴に詰まりやすくなり、ニキビができてしまうのです。

紫外線

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実のところ、肌の大敵として知られている紫外線も過角化を生じさせることがあります。肌に有害な紫外線を浴び続けていると、その影響を避けるために過角化が生じます。また紫外線は肌サイクルを乱すために古い角質がいつまでも残ってしまい、これが過角化の原因となることもあります。

ストレス、睡眠不足

先にも考慮しましたが、この二つは皮脂の過剰分泌を招くために要注意です。そして上記でも考えたように、ストレスや睡眠不足は男性ホルモンの過剰分泌を招きます。そして男性ホルモンは角質を厚くする作用も有しているために、この二つはニキビ対策を行う際には必ず改善するべきものです。

4.その他

上記で取り上げた三つの点以外にも、毛穴が詰まりニキビが生じる原因があります。たとえば化粧品の使用です。リキッドファンデーションやコンシーラーなどは毛穴に詰まることがあります。これらをしっかりと除去しなければ毛穴の中に蓄積してしまい、皮脂の出口が塞がれてしまいます。このようなことが原因でニキビができてしまうこともあるのです。

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糖質制限ダイエットがニキビを治す理由

冒頭でも述べたように、糖質制限ダイエットを行った人の中には顔にできていたニキビが治ったと感じる人がいます。1の項目で取り上げたように、ニキビは男性ホルモンの分泌量が多くなるときにできることがあります。そして2の項目で見たように、糖質には男性ホルモンの分泌を促す作用があるのです。この働きをもう少し詳しく見ていくことにしましょう。

まず糖質を一度にたくさん摂取するとそれらが血液に取り込まれるために、血糖値が急激に上昇します。この状態に陥ると体はインシュリンというホルモンを分泌し、血液中の糖質を脂肪に変換して血糖値を下げます。

このような流れが肥満を生じさせるのです。実のところ、このインシュリンには男性ホルモンの分泌を促す作用があるために、糖質をたくさん摂取するとニキビができてしまうのです。

しかし糖質制限ダイエットを行っていれば、インシュリンが必要以上に分泌されることはありません。これがニキビの発生を防ぐことになるのです。

また糖質を摂取した後、体はビタミンを用いてそれらをエネルギーに変換します。上記でも述べたようにビタミンB2やB6は皮脂の分泌を抑制する働きがあるために、意識して摂取しなければならない栄養素です。

しかし糖質をたくさん摂取するとそれらの栄養素は糖質の分解に使用されてしまうために、皮脂分泌の抑制ができなくなってしまうのです。このような理由により糖質の摂取量を減らしてダイエットを行っていると、ビタミンが効率よく働いて皮脂分泌が調節されるようになり、ニキビの予防や改善に役立つのです。

また糖質制限ダイエット中は糖質が少なく、タンパク質を多く含む食材を摂取することに努める人が多くいます。なぜなら糖質制限を行っていると筋肉が弱くなってしまうことがあるために、筋肉の主成分となるタンパク質を意識して摂取するようにしているのです。そのためヨーグルトやチーズ、そして玉子などの食材を定期的に食べる人がいます。
このような食材にはビタミンB2が豊富に含まれています。そのためこの栄養素を知らず知らずのうちに摂取しているために、ニキビが良くなったという人もいます。

ちなみにビタミンB2はヨーグルト、レバー、鰻、納豆、海苔、そしてアーモンドなどに多く含まれています。

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またビタミンB2と同じように皮脂分泌をコントロールする役割を持つビタミンB6はニンニク、レバー、豚肉、鮪・薩摩芋などに多く含まれています。薩摩芋には糖質が含まれているために糖質制限ダイエット中はたくさん食べることができませんが、その他の食材は比較的糖質制限ダイエット中に食べても問題ないものですので、ニキビに悩まされている人にお勧めです。

糖質制限ダイエットがニキビを悪化させる理由

これまで見てきたように糖質制限ダイエットはニキビを改善させる要素を含んでいます。

しかし中にはこの方法でダイエットを行った結果、逆にニキビが増えてしまったという人もいます。それにはいくつかの原因が考えられますが、多くの人は極端な食生活によりニキビを誘発させています。まずタンパク質を過剰摂取すると腎臓に負担がかかります。

その結果、腎臓機能の低下が起こり、体の老廃物の排出が滞ってしまうことがあるのです。このような状況に陥ると血液やリンパにも老廃物が運ばれてしまうことになり、肌サイクルの乱れやニキビが生じてしまうのです。

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またニキビは胃腸の調子が思わしくないときにも発生することがあります。タンパク質を摂取しなければならないからと言って肉ばかり食べていると胃腸に負担がかかり、弱ってしまうことがあります。その結果ニキビが発生してしまうこともあるのです。

栄養面も理解し、上手な糖質制限を行うべき

これまで考えてきたように、糖質制限を行うことによってニキビを改善させることができます。

しかし逆にニキビが悪化してしまうケースが存在するのも事実です。多くの場合、このようなケースは極端な食生活に落ちった場合のみで、正しい仕方で糖質制限ダイエットを行えばニキビは改善に向かうケースがほとんどです。まず、糖質制限ダイエットを行うようになってからなぜかニキビができるようになってしまったという人は、タンパク質の過剰摂取を疑うことができます。
とりわけ動物性タンパク質はニキビに影響すると言われているために、このような状況に陥った場合は動物性タンパク質を減らし、その分を大豆や大豆食品などの植物性タンパク質で補うという形を取ると良いでしょう。

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またニキビができる前に胃腸の調子が良くないと感じた人は、極端な食生活が胃腸に負担をかけていることが考えられます。このような人も肉や魚などの動物性タンパク質を過剰摂取していないかどうかを考慮する必要があります。

またそのような食材のみならず、消化の良くない食材が胃腸に影響しているというケースもあります。そのため糖質制限ダイエットを行うようになってからニキビができるようになったという人は、このダイエットを始めた後にどのような食材を摂取するようになったかを思い出し、その中に胃腸に負担をかけるものが含まれていないかどうかをチェックするべきです。

先にも少し触れましたが糖質制限ダイエット中にタンパク質の摂取を心がけるべきなのは、このダイエット中に筋肉が弱くなってしまうことがあるからです。

しかしもともと運動が好きであり、尚且つ以前からしっかりとタンパク質を摂取しているという人は、糖質制限ダイエット中にタンパク質の摂取量を増やす必要はないでしょう。このようにもともとの自分の食生活も考慮し、調整を加えるべきかどうかを決定すべきなのです。

糖質制限ダイエット中にニキビができてしまうと焦ってしまうかもしれません。

極端な食生活を改善することで、できたニキビは徐々に改善されていきます。そのため焦らずに食生活を見直し、改善するように心がけるべきです。もちろんダイエットの主な目的は身体を細くすることですが、それにばかり気を取られていると肌荒れなどのトラブルが発生することを今回は考えてきました。せっかくダイエットに成功しても、美容が損なわれてしまっては意味がありません。そのため極端に走るのではなく、正しい仕方で糖質制限ダイエットに励むことをお勧めします。

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公開日:
最終更新日:2017年12月04日
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