体が作り出すエネルギー量が増えれば余分な脂肪の蓄積を防ぐことができます。そのためこの働きを活発にすることを心がけるなら、太りにくい体を作ることができるわけです。

体内でエネルギーが作り出される過程を代謝と呼びます。そしてこの代謝をアップさせる方法の一つは、アミノ酸を摂取することです。

ではなぜこの成分が代謝アップに効果的なのか、この点について見ていくことにしましょう。その後この成分を含む食材を用いて調理できる糖質オフのダイエットメニューについて紹介したいと思います。

アミノ酸が代謝アップに効果的な理由

アミノ酸には代謝アップに関わる2つの作用がありますが、それらは下記のとおりです。

血管拡張作用

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アミノ酸の中にはアルギニンという種類のものが存在しますが、これは血管の内膜細胞で一酸化窒素に変化します。ここで発生した一酸化炭素によって血管は広げられ、血行が促されます。血流が良くなると体温が上昇するわけですが、代謝は体温が上がるとアップするために、アミノ酸の血管拡張作用が代謝を高めることになります。
またこのような働きは血栓予防にもなるために、脳卒中や脳血管障害といった病気の予防にもなるのです。

筋肉の発達

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アミノ酸はタンパク質の一種です。そのため筋肉を作るのに欠かすことのできない成分でもあるのです。人の体は筋肉量が増えると代謝がアップします。つまりアミノ酸を摂取して筋肉をつければ自然と脂肪は燃焼さやすくなるために、太りにくい体を作ることができるのです。

アミノ酸を多く含む食べ物

  • 動物性:鶏肉のささ身、牛肉、マグロ、カツオ、チーズ、卵など。
  • 植物性:ほうれん草、トマト、きゅうり、大豆、大豆食品(納豆や豆腐)など。

脂肪燃焼の効果のあるアミノ酸

アミノ酸の中には脂肪を燃焼する効果を有するものがありますが、それらはリジン、プロリン、アラニン、アルギニンです。これらを摂取すれば余分な脂肪を落とすことができます。

  • 脂肪燃焼効果のあるアミノ酸を含む食べ物:シラス、アジ、胡麻、海苔など。

アミノ酸を効果的に摂取するためには?

アミノ酸はビタミンB1・B2・B6・C・Eと一緒に摂取すると吸収が良くなり、その効果をいち早く見ることができます。そのためこの栄養素を同時に摂取できるメニューがお勧めです。ちなみにそれぞれの栄養素がアミノ酸に対して果たす役割は以下の取りです。

ビタミンB1・B2・B6

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ビタミンB群は体内でのアミノ酸の細胞生成作用を助け、尚且つ酵素やホルモンの生成をも促します。

これらの働きは筋肉の増量とも関係しているために、アミノ酸と同時に摂取することが勧められている栄養素です。
ビタミンB1は豚肉やすじこに、B2は鰻や納豆に、そしてB6はニンニクやマグロ、そして鶏肉などに多く含まれています。

ビタミンC

ビタミンCはアミノ酸によるコラーゲンの生成を促します。また細胞と細胞を結合させる役割を担っているために、骨や筋肉を丈夫にします。加えて免疫力を高める作用も有しています。この栄養素は柑橘類や野菜に多く含まれています。

ビタミンE

この栄養素は血行を促進させる効果を有しています。そのためビタミンEを摂取すればアミノ酸が体の隅々に運ばれるようになります。ビタミンEはバジルやアーモンドそしてホウレン草などに多く含まれています。

アミノ酸を糖質オフで楽しめるメニュー

ダイエットを行う目的でアミノ酸を摂取するのであれば、余分な脂肪を作り出す糖質を抜きにして楽しめるメニューがお勧めです。アミノ酸を含み、尚且つ食卓のメインとなれる食材はたくさん存在します。たとえば上記でも述べた鶏肉のささ身や牛肉、そしてマグロやカツオなどです。

さらに、これらの食材に一工夫加えることでアミノ酸が効率よく体内で働くことができるようになります。

たとえば牛のスライスを炒めたものに薄切りの玉葱をのせて食べるなら、ビタミンEを同時に摂取することができます。このようにすることでアミノ酸が体全体に行き渡るのを助けてくれます。しかし玉葱は過熱しすぎるとビタミンEが抜け出してしまうために、この点はしっかりと覚えておかなければなりません。

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またカツオのたたきなどにも薄切りした玉葱をのせて食べるのが一般的ですし、この場合は柑橘系の果物を絞って食べることもできます。そうすることでビタミンC・Eを同時に摂取することもできるために、アミノ酸の効果が現れやすくなるのです。

そしてヘルシーなサラダを食べる場合でも、アミノ酸を意識したメニューを作ることができます。たとえばトマトの上にチーズをのせ、その上にビタミンEを豊富に含むバジルをのせれば、おしゃれでアミノ酸の働きを促すサラダとすることができます。

また大豆や卵、そしてマグロにはビタミンB群も含まれています。そのため納豆を食べるときに生卵を混ぜて食べたり、マグロの刺身を食べるだけでもアミノ酸は効率よく体内で働くことができ、ダイエット効果を見ることができるのです。

代謝アップ効果をより一層見るためには?

アミノ酸によって筋肉量を増やし、太りにくい体を作るためには運動が不可欠です。筋肉はアミノ酸を摂取していれば増えるというものではなく、使われることによって大きくなります。しかし当然のことながら筋肉を作る材料がなければそれは発達しません。そこで重要な役割を果たすのが筋肉の成分となるアミノ酸というわけです。

アミノ酸を摂取していれば運動後の筋肉疲労が和らぎ、尚且つ壊れた筋肉繊維の修復スピードが速まります。そのためクオリティーの高い筋肉をつけることができるのです。先にも少し触れたように、アミノ酸の中には脂肪を燃焼させる効果を有するものもありますが、一時的なダイエットではなく太りにくい体を作るためには運動とのコンビネーションが不可欠なのです。

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もちろんアミノ酸には血行を促進する作用もあり、これによって体温が上昇します。この働きが代謝を促して身体を細くしてくれるわけですが、筋肉のついた美しい体を保ち、尚且つ余分な脂肪を落としたいという人はアミノ酸の摂取と定期的な運動がお勧めです。

アミノ酸を代謝アップに活用する際の注意点

アミノ酸には強い刺激や臭いなどは存在しません。

また過剰摂取された場合は体外に排出されますので、この点でも安心できます。しかし逆にダイエット中の人の中にはアミノ酸を含む食材をあまり食べず、摂取量が不足してしまうことがあります。このようなことが続くと脂肪だけではなく筋肉量も減っていくために、健康的なダイエットとはなりません。

そのためアミノ酸が不足していると感じた場合、低カロリーでありながらもアミノ酸を豊富に含む納豆や豆腐などの大豆食品を食べるように努めることができます。また運動するときにアミノ酸を含む食材を食べるように意識することで筋肉がつきやすくなりますので、運動する予定のあるときはしっかりとアミノ酸を摂取するようにします。

アミノ酸は脂質や糖質が少なく、尚且つ私たちが身近に感じる食材に多く含まれています。そのため定期的な摂取に関しては大きな問題とはならないはずです。また摂取量に関しても特別な注意点はないために、安できる栄養素でもあるのです。糖質制限ダイエット中はタンパク質が不足することがあります。

そしてアミノ酸はタンパク質の一種であるために、この種のダイエットを行っている人にとっても意識して摂取することがお勧めの栄養素なのです。もちろん極端な食生活に走ることはお勧めできません。バランスの取れた食事が美しく痩せるためのキーポイントとなるわけですが、この点で代謝を高め、尚且つ筋肉量を増やしてくれるアミノ酸はダイエット中に摂取するべき必須の栄養素であると言えます。

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