ダイエットのためだけでなく、糖尿病や血糖値の改善のために、糖質制限に取り組んでいる、という人もいるでしょう。

そのような場合は特に、自分の血糖値がどれくらいなのか、気になるのではないでしょうか。(血糖値についてまずは知りたい!という方はこちらをどうぞ→血糖値の基礎知識を簡単に解説!)

血糖値の測り方

血糖値の測り方

血糖値は、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のこととされています。血糖値が急上昇すると、いらない糖が脂肪細胞などに運ばれ、消費されないままでいると脂肪につながります。
血糖値が高いと肥満だけでなく高血圧などにもつながるあまり体に良い状態ではありません。自分の血糖値を把握することは、糖尿病などの病気の改善や、予防などのために有効だと言われています。

では、血糖値を測るためには、どうすればいいのでしょうか?

病院で血糖値を計る場合

まず、血糖値は病院で測ってもらうことができます。病院で測ってもらう場合は、前日の夕食後から絶食し、朝一番に空腹の状態で採血し測定してもらいます。

血糖値は、大きな病院でなくても測ってもらえるようです。今後、健康状態などについて相談することを踏まえて、まずはかかりつけのお医者さんに、測定について聞いてみてはいかがでしょう。

自分で血糖値を測る方法

また、自分でも血糖値を測ることができます。

その場合には「血糖測定器」を使用します。片手に載るくらいの大きさで、価格も1万円前後のものが多いようなので、個人で購入できます。また、操作も決して難しいものではないようです。この血糖測定器に加えて、測定チップと穿刺(せんし)器具が必要です。

穿刺器具は、指先を針で刺して、測定に必要な血を出させるためのものです。刺すと言ってもちょっぴりなので、痛みはほとんどないか、ちょっとチクッとする程度です。

測定器本体をお持ちでない場合は、Amazonでも購入できるので探してみると良いと思います。大手メーカーのものでも1万円せずに購入できるようです。

血糖測定器の使い方

血糖値検査

これらの道具を使って自分で測定する際は、大まかには、以下のような手順で行います。(種類によって異なるため使用する器具の利用方法を確認してください。)

まず、血糖測定器に測定チップをはめ込みます。続いて指を清潔にし、穿刺器具で指を刺します。

刺したところから1mm程度の血球が出たら、それを血糖測定器に近づけ、自動吸引させます。機械によっても違いますが、数秒ほどで結果が出るようです。血糖値の基準値は、空腹時血糖は70~109mg/dl未満、食後2時間血糖は70~140mg/dl未満とされています。

測定した数値は、健康を維持するための大切な情報なので、きちんと記録に残しておきましょう。また、普段の数値と比べて大きな差があったときには、思い当たる原因をメモしておくといいようです。このような記録を残しておけば、医師に相談する際などに役に立つでしょう。

なお、血球が小さすぎたり、指を刺してから機械に吸い込ませるまでに間が空き過ぎてしまったりした場合などには、正確に測定できないことがあると言われています。
血糖測定器などの説明書きをきちんと確認し、正しく測れるようにしましょう。

血糖値を測るタイミングや頻度

血糖測定器自体は何度も使うことができますが、チップと穿刺器具につける穿刺針は毎回交換しなくてはいけません。どちらもそれほど高価なものではないようですが、測定の頻度によっては、それなりに費用がかさんでしまうことも考えられます。

自分で測定する場合、測るタイミングは1日に7回ほどあると言われています。毎食前と毎食後2時間に加え、就寝前に1回測定する、とされているようです。しかし、毎日このような頻度で測るのは手間ですし、費用もかさんでしまいます。

そこで、朝食前と夕食後の2回測る日を週に3日ほど設け、1日に7回測る日は月に2回、隔週で設けるのが、一般的だとされているようです。ただし、血糖値を測る目的や、ライフスタイルなどによっては、以上に紹介したものとは違うタイミングで測ることもあります。実際に測る際には、医師などに相談した方がいいでしょう。

血糖値は変動します

血糖値は食事や運動だけではなく、体調やストレスなどによっても変わると言われています。たとえば自分で血糖値を測ったとき、思った以上に高い数値が出てしまっても、必要以上に気に病むことはないでしょう。

また、病院で測った血糖値と、自宅で測った血糖値が違う、ということもよくあるようです。いい加減な病院に当たってしまったのでしょうか?それともやっぱり、自分ではうまく測れないものなのでしょうか?実は、病院で測った数値と自宅で測った数値が違うのは、おかしなこととは限らないと言われています。

原因としてはまず、病院では静脈血を測定に使うことが挙げられます。ところが動脈や毛細血管では、血糖値が静脈よりも高くなるため、自分で測った数値とは差が出てしまうと言われています。また、血糖値は常に一定ではない、ということも、原因として挙げられるでしょう。刻々と変化する血糖値は、測定した時刻によっても異なる場合があると言われています。

血液検査以外の測定方法、尿糖検査

ちなみに、「尿糖検査」という方法もあります。紙コップなどに尿をとり、試験紙を浸して、色の変化を見るというものです。通常、血糖値が160~170mg/dl以上になると、尿から糖が出ると言われています。

比較的安価で簡単な測定方法と言われていますが、この検査ではまず、厳密な血糖値を知ることはできません。また、尿糖排泄閾値には個人差があると言われています。たとえば血糖値が正常であっても、尿糖が出ることはあるようです。

このほか、低血糖の場合はこの検査には出ない、などの問題もあり、あくまで補助的な検査として行われているようです。

もちろん、血糖値を測るだけでなく上げない努力も必要なので、トライしてみましょう。→血糖値の上がり方や急上昇させない方法

血糖値を測定することで、病気の進行を防ぐなどの効果が期待できると言われています。また、糖質制限へのモチベーションを上げることにもつながるかもしれません。
気になる人は、一度きちんと測定してみてはいかがでしょうか?

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