糖質制限をする時は、多めの水分補給が大切です。

当然、飲み物も糖質の入っていない、水やお茶などを選んだ方がいいでしょう。お茶の中には、糖質制限を手助けしてくれる効果を持つものもあります。その中の一部をご紹介しましょう。

血糖値の上昇を抑えるお茶

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薬局などに行くと、ダイエット茶などが売られています。「スリム●●」や「ダイエット●●茶」などの名前がついていますが、多くのお茶はここで紹介するお茶が原料になっている場合が多いです。それぞれ機能効能が違いますので、一通り見て、参考にしてみてください。

コンビニなどで買えるお茶の情報が知りたい場合は、こちらの記事をどうぞ。
コンビニのトクホ茶でダイエット

血糖値の上昇を抑えたいけれど、普段お茶を持ち歩くのは難しい。という場合もありますよね。そんな時は「栗の渋皮」に含まれる「マロンポリフェノール」なども糖質を抑えるのに有功です。マロンポリフェノールであれば、手軽に摂取できる商品もありますので、参考にしてみてください。

糖の吸収を穏やかにするお茶の種類を知ろう

ダイエットや糖質制限に効果があると言われているお茶には、いくつも種類があります。味や香り、入手のしやすさなどを踏まえて、ご自分に合ったものを探すといいでしょう。
なお、クセのある味のものも多いので、ウーロン茶など、他のお茶とブレンドしてもいいかもしれません。
ただしプラスの効果だけではなく、カフェインを含んでいたり、ギムネマ茶が鉄分の吸収を阻害してしまうように、体にとってマイナスになってしまう可能性のある作用を持つお茶もあります。そのお茶がどんな効果を持つものか、しっかり確認されることをおすすめします。

ギムネマ茶

インドのお茶であるギムネマ茶には、ギムネマ酸という成分が含まれています。この成分には、小腸での糖質の吸収を抑える効果があると言われています。
さらにギムネマ酸には、甘さを感じる細胞と、甘味成分との結合を防ぐはたらきもあります。飲んでから少しすると、甘味を感じなくなるのです。
糖質制限には、砂糖の多いお菓子は禁物です。なかなか甘いものを食べるのがやめられないという方も、甘味を感じない状態であれば、簡単に我慢することができるかもしれません。ちなみに、一時間程度で甘味を感じる感覚は回復するそうです。
ただし、鉄分の吸収を抑制するという効果も持っているので、ギムネマ茶を飲む際は、意識的に鉄分を摂るように注意した方がいいでしょう。

ガルシニア茶

インドなどに自生するガルシニアという果樹の、果皮を原料にしているお茶です。
ヒドロキシクエン酸という物質が含まれており、この物質が、糖質が脂肪に変わるのを防ぐと言われています。エネルギーとして使われない糖質は、脂肪として体に蓄えられてしまいますが、この糖質を脂肪にする酵素の働きを、ヒドロキシクエン酸が阻害するのです。そのため、糖質の吸収・脂肪の合成を共に防ぐ効果があります。
また、カフェインを含んでいないので、妊婦さんや授乳中の方などが安心して飲めるお茶としても知られているようです。

プーアール茶

中国・雲南省原産のプーアール茶に含まれる、重合型カテキンという成分には、脂肪や糖分が体に吸収されるのを防ぐ働きがあり、その効果は普通のカテキンよりも大きいと言われています。
またこの他にも、体内の脂肪を分解するなどの効果があるとされています。そのためダイエットに適したお茶として、すでにご存じの方も多いかもしれません。
ちなみにプーアール茶には、保存によって熟成させる生茶と、カビによる発酵によって熟成させる熟茶があります。日本に流通しているものはほとんどが熟茶なので、あまり品質のよくないものを飲むと、カビ臭いと感じてしまう方もおられるかもしれません。

サラシア茶

スリランカやインドなどに自生するつる性の植物、サラシアを原料とするお茶です。ちなみに「サラシア」は一つの植物を指す言葉ではなく、「サラシア属」の植物の総称です。
サラシア茶には、サラシノールやコタラノールという成分が含まれています。これらには糖質を分解する酵素の働きを抑える作用があり、血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待できます。
なお、目立つ副作用はないと言われていますが、整腸作用があるため、あまりに大量に摂取すると、お腹が緩くなるなどの症状が起きることがあるようです。

グァバ茶

果実を使った「グァバジュース」などで、「グァバ」という名前をご存じの方も多いかもしれません。熱帯アメリカ原産の低木で、日本では沖縄県や鹿児島県など、暖かい土地で栽培されています。この葉と果実の皮を使って作られるのがグァバ茶です。
グァバ茶にはグァバ葉ポリフェノールという成分が含まれており、糖質の吸収を穏やかにする効果があると言われています。
また、ポリフェノールの一種であるタンニンも多く含んでおり、花粉症などのアレルギー症状にも効果があるとされています。
ただし、タンニンには鉄分やカルシウムなどの吸収を抑えてしまう作用もあります。特に妊娠中の方などが飲む場合は、過度の摂取を避けるなどの注意が必要です。

ダイエットの補助としてお茶を取り入れよう

糖質の吸収を緩やかにする効果のあるお茶を単品で飲むほか、より飲みやすいよう、また様々な効果が得られるように、様々な茶葉や成分などをブレンドした商品も販売されています。
また、糖質の吸収を抑えるだけではなく、同時に脂肪の分解を助けたり、お腹の調子を整えたりするなどの効果を持つものもあります。飲みやすさやどのような効能があるかなどを踏まえて、自分に合うものを活用していきたいものです。このように選択肢の多いところも、お茶の魅力と言えるでしょう。
ただし、このようなお茶を飲んでいるからといって、好きなだけ炭水化物や脂質などを摂ってしまっては意味がありません。食事の内容にも気を付けつつ、そのサポートとしてお茶を活用するのがいいでしょう。

お茶の種類や自身の体調によっては、身体にマイナスの影響が出てしまうこともあります。健康状態に問題があるなどの理由で不安を感じる方は、かかりつけのお医者さんなどに相談されるといいでしょう。

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