GI値を気にして食事をされている方には、パスタをよく食べるという方もおられるのではないでしょうか。パスタが低GIであるという話は、比較的よく聞く話ではないかと思います。
実際のところ、パスタのGI値は本当に低いのでしょうか?
パスタのGI値が低い理由
スパゲッティーのGI値は65。低GI食品の目安である60は切らないものの、炭水化物を多く含む、主食系の食品の中で
は、比較的低い方だと言えるでしょう。
GI値を気にする方が、主食としてあえてパスタを選ぶということは、間違っていないと言えるでしょう。
ところでパスタの原料は小麦粉ですが、同じく小麦粉からできているうどんのGI値は85。打って変わって高めの数値です。原料は同じはずなのに、どうしてパスタのGI値は低いのか、不思議に思われる方もおられるのではないでしょうか?
低GIの理由はデュラムセモリナ粉!
実は、パスタの原料として使われる「デュラムセモリナ」という小麦がポイントなのです。この小麦粉は、デュラム小麦という小麦粉から作られています。
デュラム小麦という品種は非常に硬く、粉にしたものも粒子が荒いために、一般的な小麦粉よりもゆっくりと消化吸収されます。そのため、パスタのGI値は低めなのです。
また、やや茶色っぽい色が特徴的な全粒粉スパゲッティーのGI値は50。普通のパスタよりもさらに低くなります。GI値を気にされる方は、こちらを選ばれた方がよりよいでしょう。
ちなみに全粒粉とは小麦粉の一種で、小麦の表皮、胚芽をすべて粉にしたものです。一般的な小麦粉と比べて、ミネラルや食物繊維などの栄養素を多く含み、健康によい食品として注目されています。
パスタのソースにも注意を
ただし、いくらGI値が低いといっても、どんな食べ方をしてもいい、ということにはなりません。
糖質の量自体は炭水化物である以上高いのです。量は少なめに、また頻度も少なめに食べましょう。
また、パスタを「どのように食べるか」ということもまた、注意すべき点です。
ダイエットをしている方にとっては、GI値だけでなく、カロリーもまた気になるもの。摂りすぎないに越したことはありません。やはりカロリーの高いクリーム系のソースなどは避けた方がいいでしょう。
おすすめなのはトマトソース。比較的カロリーが低いだけでなく、トマトソースのGI値は9と、それ自体低GI食品でもあるのです。
また、パスタは柔らかくなるまで茹でるより、アルデンテと呼ばれる、少し固めの状態に茹でた方が、よりGI値を抑えることができると言われています。細いパスタはすぐに火が通ってしまうので、柔らかくなりすぎないよう気を付けましょう。
↓ 次はここをチェック! ↓