メインのおかずといえば、肉か魚といった食材を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。コース料理のメインディッシュも、肉か魚かを選択することが多いですよね。存在感の大きい食材である一方、特に肉類については、カロリーが高い等の理由で、あまり食べないようにしている方もおられるかもしれません。しかし、これらの食材のGI値について言えば、あまり高くはないのです。
肉や魚のGI値
主な肉類のGI値はたいてい45ほどです。
種類 | GI値 |
---|---|
牛ひき肉 | 40台 |
牛もも肉 | 40台 |
牛レバー | 40台 |
牛豚ひき肉 | 40台 |
豚ひき肉 | 40台 |
豚もも肉 | 40台 |
豚レバー | 40台 |
鶏ひき肉 | 40台 |
鶏もも肉 | 40台 |
鶏レバー | 40台 |
ソーセージ | 40台 |
ロースハム | 40台 |
また、主な魚類のGI値は以下のとおりです。
種類 | GI値 |
---|---|
アジ | 40台 |
タラ | 40台 |
ホッケ | 40台 |
マグロ | 40台 |
エビ(ブラックタイガー) | 40台 |
イワシ | 40台 |
サバ | 40台 |
塩シャケ | 40台 |
シラス | 40台 |
ご覧の通り、GI値は40台にとどまっています。
肉類については、牛肉、豚肉、鶏肉の違いや、部位による差異もほとんど見られません。「GI値が高いから、この肉のこの部位は控えよう」といった気遣いは、あまり必要がないようです。
魚類に関しても、種類によるGI値の差はあまり大きくありません。ただしアジを干物にすると、GI値が40から45に上昇します。45という数値もあまり大きくはないにせよ、加工することによってGI値が上がることがあるのです。
また肉や魚はタンパク質を多く含む一方、炭水化物はあまり多く含んでいません。GI値は、炭水化物がブドウ糖に分解され、血中に吸収される度合いを示す指数なので、そもそも炭水化物をあまり含まない肉や魚を摂取する際には、GI値に左右される必要はほとんどありません。
低GI値でも食べすぎ注意
とはいえ、低GIだからいくらでも食べていい、とは、どなたも思われないでしょう。
特に脂質の多い肉料理には要注意。GI値が低いからといって、脂身の多い肉をたくさん食べていたら、ダイエットどころか、健康にも悪影響を与えてしまいます。肉類に関しては、牛、豚、鶏ともに、もも肉は比較的脂質が少なく、ダイエットなどで脂質をあまり摂りたくない方には嬉しい食材です。ただし鶏皮には脂質が多く含まれているので、鶏もも肉は皮をはいで摂取すると、なおよいでしょう。反対に内臓系の部位は脂質が多いため、なるべく控えたいところです。
部位や調理法にもよりますが、魚は多くの場合、肉よりも低カロリーです。特にタラなどの白身魚はカロリーが低く、ダイエットには心強い味方となりそうです。肉か魚か、どちらかの食材を選ぶ機会があれば、魚を選んだ方が摂取カロリーを低く抑えることができるでしょう。
肉や魚は、重要な栄養素であるタンパク質を多く含む食材です。また全般的にGI値が低いため、GI値を気にする方にとっては、便利な食材と言えそうです。ただし、一緒に脂質なども摂りすぎてしまう場合があるので、食べ過ぎには注意しましょう。
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