数年前からいわれている「抗酸化」。
これは体を酸化させないようにしましょう。酵素や生野菜を食べましょう。紫外線やタバコは避けましょう。という一つの健康方法です。美容や健康、老化防止など、様々な角度から推奨されていました。
化粧品のキャッチコピーでも「錆びない」が取り上げられていたり、多くの方が知る言葉となりましたね。
「抗糖化」って「糖質制限」とは違うの?
しかし、ここ1~2年で新しくできてきたのが「抗糖化」の動きです。
なんとなく、糖分を取らないこと?と思いますが、「糖質制限」と何か違うの?という感じですよね。具体的にはどのようなことを指すのか、見てみましょう。
糖化とは何か?
糖質が入っているものを食べると、それは腸で吸収され、血液中に流れ込みます。この血液中に糖がいる数値を、「血糖値」をいいますよね。
この糖、最終的にエネルギーとして使われたり、脂肪細胞に溜め込まれてしまったりするのですが、そうならずに血液中に糖分が長く滞在していることにより、同じく食べると血液に入ってくる「タンパク質」の一部が、糖化してしまうことを指すのでです。
糖化したタンパク質は、硬く、もろくなってしまい、最終的に「AGEs」という最終糖化産物になるそうです。
この物質、血液中にのこり、なんと取り除くことが出来ないのだそう。
糖化に引き起こされる弊害は?
では、取り除けずに残ってしまった、糖化物質はどうなるのでしょうか?
この血管にたまった「AGEs」は、
・血液への影響→糖尿病
・臓器への影響→腎臓病
・神経への影響→神経のしびれ、失明
・細胞への影響→肌
・骨 への影響→骨粗しょう症、骨量の減少、
・脳 への影響→アルツハイマー、記憶障害
・皮膚への影響→肌の代謝の悪化、くすみ、しみ
・髪 への影響→抜け毛、はりつやの低下
その他癌、高血圧、動脈硬化症など、ありとあらゆるものへ影響があるそうです。この「糖化」を防ぐこと、抵抗することが、「抗糖化」のことだったんですね。
ここでは「抗糖化」をざっくり紹介しましましたが、詳しい紹介は下記にまとめてあります。糖化現象の解説、糖化が引き起こす老化現象の種類、糖化を引き起こす食べもの、糖化を防ぐ食べものなど、糖化に関する情報はこちらもチェックしてみてくださいね。
→糖化の原因や対処方法を徹底解説!
↓ 次はここをチェック! ↓