糖質さえ制限していれば、あとは何をどんなに食べても大丈夫、カロリー計算は必要ない、と思っている人も、もしかするといるかもしれません。

しかし炭水化物をセーブしていても、脂身の多いお肉や油などをたくさん使った料理を好きなだけ食べてしまっては、カロリーの摂りすぎとなってしまいます。このようなカロリーの摂りすぎを防ぐためには、どれくらいの摂取量が好ましいのかを知っておいた方がいいでしょう。

糖質制限ダイエット中でもカロリー計算を

春雨麺

なお、以下に紹介する数値はあくまで目安です。体重は標準でも「かくれ肥満」に当てはまる人や、筋肉のために体重が重い人など、様々な場合があります。万人に共通する、絶対に守るべき基準というわけではないことを、あらかじめご了承ください。

カロリー計算方法

一日にとるべき摂取カロリーの目安を知る方法の一つに、「BMI」を基にしたものがあります。BMIは世界共通の肥満度の指数で、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」という式で求めることができます。また、「身長(m)×身長(m)×BMI値」という式で、そのBMIになるためには、体重は何kgであればいいのか、ということがわかります。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)によれば、目標とするBMIの数値は、18歳から49歳は18.5~24.9、50歳から69歳は20.0~24.9、70歳以上は21.5~24.9とされています。ちなみにこの数値は、もっとも病気などになりにくい数値であり、モデルのような超スリムな体型になるための数値というわけではありません。

この数値と自分の身長を元に、自分の理想体重を計算してみましょう。例えば30歳で身長170センチの男性が、BMI22の体型を目指したいと思ったとします。

1.7(身長)×1.7(身長)×22(BMI)=63.58

以上の式から、理想体重は「63.58kg」だということがわかりました。
この理想体重に25~30をかけた数値が、一日の摂取カロリーの目安だと言われています。「25~30」という数値は、「生活活動強度」という分類を基にしたもので、最も多くの人が当てはまると言われる区分に適した数値です。建築や農業など、体を動かす機会が多い仕事をしている人や、プロのスポーツ選手などは、もっと大きな数をかける必要があります。
仮に、先ほど理想体重を「63.58kg」と計算した男性が、通勤以外は比較的デスクワークが多い仕事をしていると仮定して、もっとも小さな数値である「25」をかけてみましょう。

63.58(理想体重)×25=1589.5

よって、前述の男性がBMI22を目指す場合の、一日に摂取すべきカロリーの目安は「1589.5kcal」となります。
この数値を基に、一日の摂取カロリーがこれを大きく超えてしまわないようにする必要があるでしょう。

カロリー計算はを目安に食事を摂取

自分の食事について、厳密なカロリー計算をするのは難しいかもしれませんが、これらの目安については、覚えておいて損はないでしょう。
自分でカロリー計算をするのは難しくても、コンビニの商品やファミリーレストランのメニューなどには、カロリーが表記されていることがよくあります。この表示を確認することで、その時に食べるもののカロリーもわかりますし、いずれカロリーの表示がないものを食べるときの参考にもなるでしょう。

糖質制限中の食事に、どうしても物足りなさを感じてしまうという人は、少なくないと聞きます。
特に普段から炭水化物が好きで、お米などをたくさん食べていた人が、糖質制限のためにそれらの摂取を減らすと、なかなか食事から満足感を得ることができず、その分肉や魚などをたくさん食べてしまうことがあるようです。
その結果、摂取カロリーが消費カロリーを大きくオーバーしてしまい、ダイエットに失敗してしまう可能性が高くなります。
せっかく我慢をし、食べ物に気を遣っているのですから、きちんと成果を出したいものです。そのためには、糖質制限をしているからと油断することなく、摂取カロリーにも気を配る必要があるでしょう

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