最近、「低血糖症」という言葉をニュースなどで見かけたことがある人も多いかと思います。つい先日も「低血糖症」になってしまった人が交通事故を起こしてしまうというニュースがありました。

糖質制限をしている方であれば、この「低血糖症」がどんな症状であるのか気になりますよね。

今回は、編集部が、「低血糖症」が具体的にどのようなことが原因で起こる、どのような症状であるのか、一般的に言われていることをまとめてみたいと思います。あくまで一般的な情報を出来るだけフラットに紹介していきますので、情報の取り扱いに関しては、参考程度にしていただき、詳しい情報が知りたい場合は専門医などに聞いてみましょう。

低血糖症とは?

では、低血糖症とはどのようなものか、紹介していきたいと思います。

低血糖症とは、その名のとおり血糖が低くなってしまう状態を指します。低血糖の状態になると、脳に栄養が行き届かず、頭が働かない、ボーっとする、眠くなる、集中できなくなる、落ち着かなくなる、など、そのまま低血糖状態が続くと、意識障害、こん睡状態に陥る可能性がある恐ろしい病気です。

今回ニュースになった交通事故も、運転中に低血糖症に陥り、意識がなくなってしまったことが原因なのです。

低血糖症の原因

では、なぜ低血糖状態に陥ってしまうのでしょうか?
これに関しては、2パターン存在します。1つが糖尿病などでインスリン注射を打っている人のパターン。2つ目が、それ以外のすべての人が陥るパターンです。

両者とも仕組みは同じなので、まずは仕組みを理解しましょう。

低血糖とは

正常時であれば、炭水化物や甘いものを摂取すると、それが分解されて血液中に流れ込み、血糖値(血液中の糖度)を上昇させます。このままでは血糖値が高すぎるので、インスリンが分泌されて、血液中の糖を脂肪細胞などに送り込み、血糖値を下げます。この状態であれば、何も問題はありません。

では、低血糖が起きる状態とはどのような状態なのでしょうか?

血糖値

低血糖症になるときには、この血糖値を下げるためのインスリンに異常が起きてしまう場合を指します。
糖質や炭水化物、特にすぐに血糖値を上昇させる砂糖などが多く使われるお菓子や清涼飲料水などを多く摂取する、もしくは何度も摂取すると、すい臓の機能が低下し、インスリンが常に分泌される、もしくは大量に分泌さえれるようになってしまうのです。

低血糖症

つまり、どんな人であっても、この低血糖症になる危険をもっているのです。

最初にお話した糖尿病などでインスリン注射を打っている方は、正常にインスリンが分泌されなくなっているのを、外部からインスリンを注射することによって補っています。しかし、このインスリンによって血糖値が下がりすぎてしまい、そのまま糖分を摂取しないでいると、この低血糖に陥ってしまうのです。

低血糖症の予防

低血糖症にならないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?

これは単純に、すぐに血糖値を上昇させるものを過剰に摂取する生活をしない、ということにあります。

血糖値があがらなければ、インスリンの分泌の少量ですみますが、毎食インスリンを大量に出すような食生活をしていると、非常に危険です。

1つは、糖質が少ないものを選んで食べる、もう1つは、GI値(血糖値をあげるスピード)が低いものを選んでたべる、最後に、血糖値をあげにくいものから順番に食べる。この規則を守れば、低血糖に陥る可能性は少ないでしょう。(糖を取らない場合、脳の栄養はどうなるのか?ということは、こちらのケトン体の記事をチェックしてみてください。)

だれにでも危険があることですので、普段の生活のなかで、少し意識をしてみましょう。

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