糖質制限ダイエットが流行った後、当たり前のように、「アンチ糖質制限食論」が沢山出てきました。

どんなダイエット方法にもアンチ説は出ます。鼻からそれを無視するのではなく、指摘をされる意見はしっかり聞いておくと、「確かに!」と思うところもあり、しかし「でも、こうすれば良いのでは?」と思える部分も出てきます。糖質制限ダイエットをすることで、逆に健康を損なわないように、以下のアンチ説をキチンと把握して、注意点を守りましょう。

糖質制限のデメリットや欠点を知ろう!

最近やたらとよく聞く「糖質制限ダイエット」確かに糖質を制限することはダイエットに効果があるとされていますが、やり方を間違えてしまうと大変危険なことになってしまいます。そこで今回は、糖質制限ダイエットの危険についてまとめてみました。

最近、週刊誌において「糖質制限で寝たきりになる人が続出」という記事がでて話題になりました。その記事では、糖質ダイエットを行った方が次々と骨粗鬆症・筋力低下・脳卒中などで寝たきりになり、その原因は糖質制限により筋肉や骨から糖が生成され、体内組織を壊してしまった、あるいは悪玉コレステロールを増やしてしまい、高脂血症を引き起こしたことによるもの、というものでした。

事実、体内の糖が減ると、脳が体内の他の組織から糖を作り出そうとする「糖新生」という現象が起きることは確かです。全く炭水化物を食べないなど、極端な糖質制限をすればそういうことは起こり得ます。

間違ったダイエットはやはり危険です。

  • 糖質を全く摂らない、なんてことは絶対にしない。
  • 1ヶ月に1kg~多くても3kgまでくらいの減量を目的とし、過度な目標は立てない。
  • 脂質が多くなりすぎないようにする
  • 良質なたんぱく質を摂取する
  • ご高齢の方は糖質制限をする前に医師と相談して、無理のない糖質量を設定する。

などに気をつけるべきでしょう。

糖質に関しても、いきなり減らそう!と思うのではなく少しずつ減量していくことをおススメします。ここからは、どんなポイントに気をつけるべきか、細かく見ていきましょう。

危険1 タンパク質の取りすぎは肝臓を悪くする。

豆腐
炭水化物や脂質は余ったら脂肪として蓄えられるのに対して、タンパク質は、唯一脂肪として蓄えられない栄養素です。

では体の栄養源となり使われて、余った分はどうなるのか?というと、余りはすべて肝臓で処理されます
肝臓の役割りは、

  1. 消化の促進剤でる胆汁を作る
  2. 養分が肝臓を通過し全身にいく際、体が利用しやすいよう養分を作り変える
  3. 有害なアンモニアを害の少ない尿素に換える
  4. 体内の有害物を無害なものに変える

この4に当てはまる部分ですね。

アルコールなどもここ肝臓で処理するため、忙しいのです。

なので、もともと肝臓が悪いかたはこのダイエット方法は向かないでしょう。アルコールを毎日大量に取られる方も、野菜などが多い食事にすると良いと思います。

危険2 脂質の取りすぎはコレステロールが高くなり危険!

肉料理

「脂質は危険」という話ではありません。ただし、飽和脂肪酸などを大量に毎日摂取していたら危険といわれてしまいます。考えられる病気は「動脈硬化」「心筋梗塞」「高血圧」

大切なのは良質な脂質を適度に取ること。脂質の話はこちらで書いていますので、一度読んでみてください。
糖質制限ダイエットで成功するための「脂質」の取り方。良質な油、悪い油とは?

糖質制限ダイエット方法を提唱している方のなかには、糖質以外であれば1日にどれだけ食べてもOK!という言い方をしている方もいますが、まったくそのようなことはありません!

ダイエットとはそれなりにつらいものです。簡単なほうに流されて、結果健康を損ねないように注意をしましょう。

危険3 神経質になったりストレスを貯まるかも?

イソフラボンの過剰摂取

糖質というのは、体を動かす全てのエネルギーの源。早く結果を出したいからとあせって、いきなりストイックにある日から糖質を全く摂らない、という方法は絶対にやめて下さい。
理由は、体内が低糖質状態になると、脳は自らを動かすエネルギーを必要とするため、溜めていた脂肪ばかりでなく、筋肉や内臓から糖質を摂取しようとします。それと同時に飢餓状態と判断した脳は糖分を摂取するように体内に指令を出します。そして空腹となって糖分を摂取しようと体に働きかけるのです。その指令を強く我慢すると、次に脳は体になるべくエネルギーを使わないよう働きかけます。そして倦怠感を引き起こし、ストレスやうつの原因となってしまうのです。これでは健康的とは到底言えない状態ですね。

危険4 リバウンドの危険性について

肥満

低糖質になると脳が強く糖分を摂取しようとする、というお話は先ほどしました。そこで脳の指令通りに糖分を急激に摂取したとします。血糖値が急激に上がり、飢餓状態から体を守ろうとする脳は、インシュリンを大量に分泌させます。インシュリンは余分な糖を脂肪にかえ、体内に蓄積させる働きをするので、いつもよりたくさん脂肪を溜めこもうとします。これがいわゆる「リバウンド」です。

一度脂肪が減少した後に再度ついた脂肪は以前の40%増でつくと言われています。リバウンドしたほうがダイエット前より太ってしまうのはこのためです。これではしんどいばかりでダイエットの効果は全く現れなかったどころか、返って太ってしまい、心まで落ち込んでしまいます。

無理なダイエットはしない、食事を急に戻さないなどに気をつけましょう。

危険5筋肉の衰えについて

ウォーキング

体が低糖質状態になると、糖質を一番必要としている脳は飢餓状態であると判断し、体のあらゆるところからエネルギー源を取り込もうとします。

このとき、ダメージを受けるのが筋肉です。脳が筋肉からエネルギー源を作り出そうとしてしまうのですね。これが低糖質による筋肉の減少というわけですが、ただしこの筋肉減少、低糖質状態でも回避できる方法があるのです。

その秘訣とは、タンパク質を多く摂取すること。マッチョな人が取り入れている「高タンパク・低糖質」な食事法、これを糖質制限ダイエットに取り入れてみるといいでしょう。

中でも一番のおススメは鶏のささみ。ささみは糖質・脂質が低く、また動物性タンパク質なので、速効で筋肉に変わるという効果があります。要はとられた筋肉は取り返せばいいのです。もちろん、適度に動くことも重要ですよ。

糖質制限ダイエットは、今まで普通に炭水化物を摂取していて、スマートな体型でなく、運動もあまりせず、肝臓を害しておらず、妊婦さんや、お子さんでない方にオススメしたいダイエット方法。きちんと自分の体と相談して試すかどうかを決めましょう。

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