砂糖を抜くとか、炭水化物を減らすとか、わかっているようでわからない『糖』について、わかりやすく説明したいと思います。
ダイエット以前に、糖質は私達の体にとって必要なものです。基本的なことを理解しておいた損はないですし、健康管理の為にも最低限は抑えておきましょう。
そもそも「糖」って何?
体に必要な5大栄養素は、「炭水化物」、「脂肪」、「タンパク質」、「ビタミン」、「ミネラル」。
そのうち、体のエネルギー源になるのは「炭水化物」、「脂肪」、「タンパク質」の3つだけです。
そしてその「炭水化物」のうち、体に吸収されエネルギーになるのが「糖質」。吸収できずにそのまま外へ排出される「糖質」以外の部分が「食物繊維」となります。図で表すと下のようなイメージです。
糖質の中にも色々種類がありますが、分解をしていくと、最小単位の「単糖(ブドウ糖など)」になります。2糖類は単糖が2つくっついたもの、多糖類は2~10個ほどくっついたもの。という分類になり、単糖と、2糖類を合わせて「糖類」と呼びます。
単糖類はブドウ糖や果糖、ガラクトースなど
二糖類はショ糖(砂糖)、麦芽糖(マルトース)、乳糖(ラクトース)など
三糖類はあまり一般的でないのですがラフィノースなど、
多糖類はデンプン、セルロース、グリコーゲン、ペクチン、グルコマンナン、ガラクタンなど。
二糖~多糖は、基本的に唾液や胃、小腸で分解されて、単糖になり、吸収されて血液に入り血糖値を上げ、その後エネルギーや蓄えられ脂肪になります。
そして糖アルコール(キシリトール、エリスリトール、マルチトース、ソルビトール)はちょっと他の糖類とはそれぞれ違った形をしており、分解されずに腸を通過したりするので、血糖値を上げなかったりします。
ダイエット関連商品で良く聞くオリゴ糖って
オリゴ糖は本来「2~10」の単糖がくっついたものを指す言葉なのですが、一般的には「フラクトオリゴ糖、パラチノースオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、ラフィノース」などが該当します。オリゴ糖はそのなかでも吸収されるものと、吸収されないものにわかれて、吸収されないもの(血糖値を上げない)はダイエット甘味料などで売られていますね。
さて、オリゴ糖以外にも、腸で吸収されないもの、されにくいものがあります。
青文字にした、果糖、ソルビトールは血糖値の上昇がゆるやかに上げてくれます。
さらに、ピンクの文字にした還元麦芽糖やセルロース、ペクチン、グルコマンナン、ガラクタン、エリスリトール、マルチトース、オリゴ糖などは、吸収されない、もしくはされにくいものが多いので糖質制限ダイエットにはむいています。
砂糖の甘さを100にすると、20だったり、80くらいあったり、それぞれ甘味も様々。
血糖値を上げない「糖質」をうまく活用することが、ダイエットの近道かもしれません。少しマニアックな内容でしたからちんぷんかんぷんでも問題ありません。他のページはそんなに難しくないので見てみてください。
→糖質の少ない調味料の商品紹介。砂糖のかわりになる、甘味料紹介。
血糖値を上げにくい、いわゆる砂糖以外のダイエット甘味料を確認してみたい方はこちらの記事もチェックしましょう。
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