私たち日本人は主食を大切にします。
そして当然のことながら多くの日本人はお米を主食としています。私もライス(そしてラーメン)が大好きでございます。

また欧米化が進む中で、パンを主食として食べる日本人も増えています。いずれにせよこれらの食べ物は炭水化物です。炭水化物は体内でエネルギーとなる大切な栄養素であり、なくてはならないものです。

しかし、この栄養素を過剰摂取してしまうとそれら全てがエネルギーになることができず、余った炭水化物は糖質へと変化し、最終的に脂肪になってしまうのです。そのため炭水化物の過剰摂取は肥満を招く原因の一つなのです。

これは、糖質制限ダイエットに取り組む時の基礎ですね。

過剰なダイエット方法等と比較すると継続もしやすく効果も得られやすいと評判の「糖質制限ダイエット」ですが、炭水化物を減らすことでの問題もあります。

今回は、特に腸への負担を考えようという事で、簡単に説明していきたいと思います。簡単に実践できる内容なので、身につけて欲しい内容です!

肉が負担に?糖質制限と腸の関係を知ろう!

肥満

このような状況を考慮し、炭水化物の摂取量を減らして他の栄養素を摂取することで健康を維持していくことを考える人がいます。確かにこの方法でのダイエットには大きな効果があります。

しかし危険が潜んでいることも考慮しなければなりません。では糖質制限によるダイエットを行う上で注意するべき点をまず見ていきましょう。
その後ダイエット効果を期待できる食べ物で、かつ消化がよく、腸を元気にする効果のある食材を紹介していきますj。

肉の摂取が多くなる糖質制限ダイエット

肉糖質制限

意外なことかもしれませんが、人間の体を太らせる一番の原因は糖質の過剰摂取です。先にも述べたように糖質は体にエネルギーを供給するための大切な栄養素です。

しかしエネルギーとなれなかった糖質は脂肪へと変化し、体に蓄積されてしまうのです。そのため極端な形で糖質をカットした食生活を送ることで、体は見る見るうちに痩せていきます。もちろんこのような仕方でのダイエットは危険ですので、お勧めはできません

そのため必要な糖質は取り続け、過剰摂取を避けるという生活習慣を身に付けることがベストです。ではここで少し立ち止まって糖質以外の栄養素と肥満の関係を見てみることにしましょう。

多くの人は脂質を過剰摂取すると肥満体を招くと考えています。しかし糖質に比べると脂質が肥満をもたらす可能性は非常に低いといえます。なぜなら肥満をもたらす脂肪が体内に蓄積されるにはインスリンの働きが関係しているからです。インスリンが大量分泌されると脂肪が作り出され、それが体に蓄積されます。そしてインスリンの分泌は血糖値の急激な上昇が招くもので、糖質の過剰摂取がそれを引き起こします。

関連ページ:血糖値って何?上昇の原因や危険性を知ろう!

確かに脂質は脂肪そのものです。しかし脂質を摂取しただけでは、それ自体が大量に体内に蓄積されるための過程を生じさせることはありません。それゆえに脂質よりも糖質のほうが肥満体を招く可能性が高いのです。

だからこそ、糖質制限では肉の摂取量が多くなる…ということがあるんですね。

糖質制限中は注意!肉の摂取過多が腸の疲労に。

赤身肉糖質制限

しかし脂質は病気を招くことがあり、それゆえに過剰摂取は避けるべきです。脂質は食べ物の味を美味しくするという性質を有しています。そのためこの栄養素が適度に含まれた食品を多くの人は好んで食べます。
そしてそのような食品の一つがです。

ご存知のとおり、「肉」は脂質とたんぱく質でできています。たんぱく質は筋肉などを作る非常に大切な栄養素です。そして脂質が非常に多く含まれているわけではないために、糖質制限によるダイエットを行う人がついつい多く食べてしまいがちな食品の一つです。

しかしこのような状況には注意が必要です。

果物などの食べ物が15分程度で消化されるのに対し、肉は消化に3、4時間を必要とします。その間胃腸は消化液を出し続けます。このような状態が続くと当然のことながら胃腸が荒れてしまいます。

胃腸の健康については下記の資料が簡潔で基礎が分かりやすいです。
関連リンク:ファーマシー中山株式会社 胃腸の健康と食生活

また肉の消化時間が長くなると体の多くのエネルギーがこの作業に消費されてしまいます。そのため肉を食べたにもかかわらず体力が奪われてしまい、疲労感を感じることさえあるのです。

そのため体のことを考えると糖質制限ダイエットを行っている人は、その間の肉の摂取量に十分注意する必要があるのです。体に負担をかけずに糖質制限ダイエットを行ないたいと考えるなら、消化のよいものを食べることが非常に重要となるわけです。

元気な腸のためにおすすめな消化のよい食べ物

焼肉

まず糖質制限ダイエットに効果的であり、尚且つ消化のよい食べものとしてお勧めなのが大豆食品です。大豆にはアミノ酸の一種であるリジンが豊富に含まれています。
このリジンにはブドウ糖の代謝を促進する働きがあります。つまりこの成分のおかげで血糖値を下げることができるのです。先にも考えたように血糖値が急激に上昇するとインスリンの分泌が促され、この成分が脂肪の蓄積を招きます。そのため血糖値を下げる働きを持つ成分を摂取することは非常に重要なのです。この点で大豆食品は貴重な働きを有しています。

豆腐、味噌、そしてきな粉などは消化のよい大豆食品です。しかし中にはあまり消化のよくない大豆食品もあります。それは納豆やおから、そして油揚げなどです。これらの点を覚えておくことも大切です。また先ほど肉について考えましたが、肉はなかなか消化されない食べ物の一つですしかし肉の中でも、ヒレ肉ささみなどは消化がよいものとして知られています。そのためどうしても肉が食べたいという人は、これらのものを食すことができます。

腸を元気にする食べ物

女性

腸を元気にする食べ物としてお勧めなのがかぼちゃです。かぼちゃには甘味があるものの糖度がそれほど高くはないために、それを食べることで糖質の過剰摂取に至ることはまずありません。

かぼちゃには食物繊維が豊富に含まれています。そのため腸内に蓄積している不要物を対外に排出するのを助けてくれます。またかぼちゃに含まれているビタミンCやビタミンEは腸の動きを活発にする栄養素です。

また小腸に達したβカロテンはビタミンAとなり、腸の粘膜を健康に保つ働きをしますが、このβカロテンもかぼちゃには豊富に含まれているのです。

また食物繊維と腸の働きを助ける成分として有名な乳酸菌が含まれている食べ物はぬか漬けです。ぬか漬けには糖質が含まれておらず、それでいて腸を元気にする力があるために、ダイエットに適した食べ物です。

このように糖質制限によるダイエットを行うと、ついつい胃腸に負担をかけてしまうことがありますが、その点を意識して食べ物をチョイスすることで負担をかけずにダイエットを行うことができます。

炭水化物食べなければ良いのだから肉を喰らおう!なんてワイルドに考えずに、きちんと知識を把握して本当に体のことを考えるダイエットをしましょうね。

この記事がその一歩になれば嬉しいです。

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