糖質制限を行う目的はダイエット。しかし、この糖質制限、ダイエットだけでなく、アンチエイジングという視点からも注目されています。
アンチエイジングとは、その名の通り老化に対抗すること。「美魔女」とかのワードがテレビをにぎわせていますが、みなさん独自のアンチエイジングの方法で、若々しく健康にしていますよね。
「美」のイメージが強いアンチエイジングですが、そもそも人間というのは60兆もの細胞で出来ており、その細胞や細胞から成り立つすべてのものを「老化させない」ことを目的としているので、「美」という視点だけではなく、病気になりにくくする体であったり、脳を若く保つことであったり、様々なメリットがあるのがアンチエイジングなのです。
糖質制限ダイエットがアンチエイジングにも効果!注目の「抗糖化」
このアンチエイジングのなかで注目を浴びるキーワードが「抗糖化」。
この抗糖化とは何のことかというと、体のなかに溜まった糖がタンパク質と結合し、AGEsという最終糖化産物になることを言います。
このAGEs(最終糖化産物)というものがアンチエイジングにとっての敵なのです。
このAGEs(最終糖化産物)はタンパク質とタンパク質を結ぶ橋のような役割りをするものなのですが、その橋をかけられたタンパク質はその機能をうまく果たせなくなります。
例えばその1つがコラーゲン。タンパク質の一種であるコラーゲンは、体内のタンパク質のうちの多くを占め、皮膚の内側などを形成する大事な組織。
そのコラーゲンにこのAGEs(最終糖化産物)が結びつくと、うまく機能させずに皮膚の老化をまねきます。コラーゲンは15年も体内に居続ける寿命の長い物質なので、機能しなくなったまま皮膚を構成し続けるのです。
このように、体中にあるタンパク質を傷つけるAGEs(最終糖化産物)。皮膚だけでなく血管や歯など、体中にあるタンパク質はこうして老化が進むのです。
糖を控えることがダイエットにもアンチエイジングにも!
糖化しないためにどうしたら良いかというと、「過剰な糖の摂取」を防ぐことなのです。
もう1度おさらいすると、体の血液中にある糖が長く居続けることでタンパク質と結合してしまうのが「糖化」。
血液中に糖が増える原因は、「ブドウ糖」…つまり糖質を減らすことです。
この糖質制限ダイエットで推奨しているのは、糖質を減らすことで、血中のブドウ糖、つまり血糖値を上げないようにすることで、脂肪細胞に糖を送り込まないようにしようということ。
目的は違えども、同じ手法なんですね。
単食ダイエットなどはどうしても栄養が偏ってしまうダイエット方法。その点糖質制限ダイエットは糖質以外の食べ物をバランスよく食べる食事方法です。
こういった良い一面もあるというのは嬉しいですよね。
糖化に関してはこちらで詳しく説明していますので、糖化の原因や対処方法、糖化に効く食べものや生活が知りたい方はこちらもどうぞ。→糖が体を焦がす?糖化を解説!
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